「剣道の理念」   1975年3月20日全日本剣道連盟制定

 

剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

 

 

「剣の理法説明版」     2024年3月5日 全剣連

《本文》

「『剣の理法』とは、気剣体一致した打突を生み出すために心法・刀法・身法を一体としてはたらかせる理にかなった方法のことである。」

《補足》

 

「気剣体一致した打突は、心法(心のはたらき)と刀法(刃筋・物打・鎬などが機能する刀・木刀・竹刀の適正な操作)と身法(体勢・体さばきなどの身体の運用)とが一体となっているものである」

 

鈴木の独り言・・・。2024.5.28

「居合道」もこの理念の下、修行をしている。

古来より、「心・技・体」の重要性は言い続けられてきた。

修錬の順序として、先ずは「合理的身体の運用」が最優先であろう。正しい身体(腕、上半身、腰、足、重心、軸)の運用の上に「合理的な技」が成立し、それらの修錬の結果として「心」の置き所がみえてくる。そして「心」のあり様が見えてくると、「身体」、「技」のさらなる深化すべき方向が感じられるようになる。剣道・居合道は、このように螺旋状の発展を永遠に繰り返してゆく「道」なのであろう。